おもうこと

ふつうの20代ってこんなかんじ

ともだち②

自転車の練習をしていた。

補助輪付きの自転車を乗り回していたが、近所の

一つ上の男の子にその姿を見られるのが恥ずかしくて

近くの公園で内緒で練習していた。

 

その子がやることなすことが魅力的で

同じようにできるようになりたかった。

 

いつもお菓子を持って一人で遊んでいる女の子がいた。

ゆくゆく小学校で出会うことになる。

 

いつも公園の隅で石を集めている男の子がいた。

その子もゆくゆく小学校で出会うことになる。

 

砂場で遊ぶ知らない小さい子と一緒に、

その子のスコップで砂の山を作って遊んだ。

あたしはその子のスコップを壊した。

「すぐ壊れるスコップなの?」と言いながらその子のお母さんに渡した。

いいことと悪いことの分別くらい付いている年齢だったと思うが

謝れなかった理由はわからない。

母が謝っていたのを覚えている。

 

よく遊ぶ近所の公園は、野球場も併設された大きな公園だった。

が、敷地内にある木や草が植わったエリアはいつも暗く、

じめじめしていてホームレスがたくさん住み着いていた。

滑り台の脇に自転車を止めて遊んでいるときに、水道で洗濯していた

ホームレスが、あたしの自転車に服を干していた。

 

その内プータロー狩りという物騒な暴行事件があり

環境整備のために大掛かりな工事があった。

 

この頃の記憶は非常にあいまい。。